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(先週に続き)教科書採択について。今回は歴史・公民の採択!

先週から、区立中学校の教科書採択に関する協議が始まっています。
教科書採択(区立中学校)はじまりました。>>

先週予告しました教科書採択問題について、初めて聞くという方向けに簡単にご説明します。
問題となっているのは、歴史・公民の自由社・育鵬社の教科書です。
2社の内容が、編集者の思いが色濃く反映されているというもので、
「戦争を美化している」「日本国憲法を押しつけ憲法と表現し否定している」と言われています。

この2社は「新しい歴史教科書をつくる会」が前身であり、
「新しい教科書をつくる会」のホームページには会の目的を以下のように記載しています。
「これまでの教科書が日本を不当に悪く描いていたのを改め、
子供たちが日本に誇りを持てる教科書で学べるようにすることです。」
やはり他の教科書会社とは思い入れが違います。

さて、話しを目黒区の教科書採択に戻すと、目黒区ではおそらく自由社も育鵬社も採択されません。
昨日の協議は一次選考であり、教科書会社7社を3〜4社程度に絞るのですが、
2社は一次選考で落ちたと思われます。
なぜ「おそらく」とか「思われます」なのかというと、採択の協議では教科書会社名は公表されません。
事前に決められた符号(アルファベットでA社、B社など)で呼びます。
協議を聞いていると、「○社の○ページにはこのように書かれていて」「脚注に工夫がなされていて」
といった委員からの推薦コメントからおおよそどこの会社か分かってきます。
それで自由社・育鵬社はおそらく落選だと思ったということです。

ちなみに内容ですが、初めて自由社・育鵬社の教科書を閲覧しましたが、
自由社より育鵬社の教科書の方がより強く編集者の思いを感じました。

しかし、育鵬社の教科書は、内容はさることながら、
『生徒が学習に対して興味関心をもつための工夫』が足りないのではないかと感じました。
他社の歴史の教科書は写真や地図といった資料が多く掲載されているのですが、
特に育鵬社はそのような資料が他社に比べて少なく、地味でした。

現在、目黒区の中学校では電子黒板を取り入れ、デジタル教科書による授業も積極的に行われています。
(先日、中学校を視察した際、デジタル教科書の動画資料を投影している授業を拝見しました。
 動画は理解が進む上、記憶にも残りますね。)
この点においても資料が少ない教科書は、利点が少ないですね。

最後に。
教科書は教典ではないので、色濃く主義主張が入ることは懸念するところですが、
歴史とは社会の流れであり、これまでの戦争、政治、経済、技術の中に主義主張があって今があるのでまったく入らないことはあり得ないことです。
私が願うのは、興味関心を持ち深く知ろうという気持ちが出てくれたらいいなと思っています。

【以下、今回のブログで参考にしたサイトです】
・新しい歴史教科書をつくる会
http://www.tsukurukai.com

・子どもと教科書全国ネット21(自由社・育鵬社に対して反対派)
http://www.ne.jp/asahi/kyokasho/net21/top_f.htm

・東京歴史科学研究会(自由社・育鵬社に対して反対派)
http://www.torekiken.org/trk/blog/oshirase/post_7.html

・帝国書院(その他の教科書会社)
https://www.teikokushoin.co.jp/textbook/junior/index.html

・平成25年度 中学校採択一覧表
http://www.tokyo-kyoukasyo.co.jp/textbook/saitaku/25jhs_saitaku.pdf