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調整指数の変更の詳細について
<他区の動向からみる目黒区への提言>

既に区から配付されている平成29年度4月の保育園申請に関して、調整指数の変更について改て私からもご説明するとともに、他区でも様々変更があり、その情報を基に目黒区へ今後どのような調整指数があるべきかを提言しておりますので皆様に共有したいと思います。

「平成29年度 保育施設の利用についてのご案内」のpⅱを見ていただくと、一番下に『利用調整(選考)基準指数の前年度からの変更点について』とあります。

①認可外保育の条件
これまで、利用調整(選考)②調整基準(p.12)の『8 認可外保育園』では認可外保育園にお子さんを預け、復職している世帯に2ポイントを付与していました。1歳クラスの場合、この2ポイントの付与が内定には必要になってくると前回のブログでもお伝えしました。
今回の変更は、「週3日以上かつ1日4時間以上継続して預け、その対価を支払っている」というこのポイント付与条件の文言が 『週3日以上かつ1日4時間以上継続して1ヶ月以上預け、その対価を支払っている』になりました。

1ヶ月以上、ここが変更点です。

経過措置として、平成29年度4月の申請については、
①申込締切日までに1ヶ月以上認可外保育園に預けていること
②申込締切日から最低3日以上前に復職していること
となり、復職についてはこれまでと同様の期間でよいとしていますが、保育については一ヶ月以上が必要となります。

図説を拡大して見るには、クリックしてください。

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今回のこの変更は、認可外に預けて2ポイントの加点を考えていた方には重大な変更です。何故このような変更が入ったかというと、多くの方がこの2ポイント加算を取得しようとする中、様々な理由で育児休業期間を長く取りたいと考えた場合、2ポイントが付与されるギリギリの日にち=申込締切の3日〜1週間前に預け始める&復職します。この3日〜1週間前復帰が申請に多々見受けられるようです。

区としても文言にある『継続して預け』の継続性、『対価が支払われている』ということの確証を得るためには最低限1ヶ月は必要と思っていたが、3日〜1週間の方についても保育園に電話で確認するなどの対応でこれまで確認してきたとのことです。継続性と支払いを確実にしていることについて、最低一ヶ月以上預けていることを明確にしたのが今回の修正です。

②マイナスポイントの削除
今回の調整指数の変更、私から要望していた「夜間就労」などのマイナスポイントについては見直しをお願いしたところ、マイナスポイントの項目については「夜間就労」「休日就労」「隣接地」が削除されました。

今後も調整指数の変更についてはお願いしていくところです。
その視点としては、預けたいときに預けられるようにです。
保活セミナーの際にもいただいた声ですが、「保育園に入るために育児休業を早く切り上げなければならない。せめて子どもが1歳になるまでは一緒に過ごしていたい。」という親御さんの辛い気持ちの数々。
今回のこの変更も、来年度以降は、これまでよりも1ヶ月早く預け始める親御さんが増え、保活の状況としてはお金が多くかかってしまう&育児休業が短くなってしまいます。

私はかねてより、調整指数については疑問を持っていて、他区の変更についても調査しています。
① 江東区:<育児休業加点>
育児休業を長く取得すると2点が加点されます。
(参考:江東区保育園等入園のしおり 平成29年度,p.14) 1歳半〜2歳の段階で大幅な定員がないとできない措置ではありますが、取り入れてほしい加点だと思います。

② 港区:<認可外保育園加点の廃止>
平成29年度5月から認可外保育園の加点1が適用されなくなります。
(参考:港区 保育園入園のご案内 平成29年度版, p10)
これまで港区は待機児童対策が成功してきつつあった中、パンクしつつあるとは聞いていましたが。。。

保育園の定員や今後の計画なども勘案しないと、どのような調整指数の変更が目黒区にとって好ましいのかはまだ調査中ですが、早く復帰しないと入れない、という状況を可能な限り減らすことのできる調整指数を追究していきたいと思っています。