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目黒区による保活セミナー?開催決定!
一般質問の効果がありました!

昨日終了した9月の議会で、一般質問を行いました。一般質問は、区長に対して、公式な場で直接区政について問うことができる数少ない貴重な機会です。

私が質問したのは「保育コンシェルジュ」の設置に関してです。現時点で目黒区で保活をしなくても認可保育園に入れる見込みはないので、せめて『保活』の負担が軽くなるように、区の保育サービスに関する情報を集約し提供する「保育コンシェルジュ」サービスを行ってほしい、という内容です。
区長からの回答は結論から申し上げると、「保育コンシェルジュ」という名前で保育サービスに関する情報提供は行わないとのことでした。それでも、質疑を重ねる中で、他区の「保育コンシェルジュ」が実施している『保活』の基礎的な知識に関する説明会の実施については”やります”と名言してもらいました!!

早速、昨日区役所の保育課窓口に実施のお知らせが!!
平成29年度 保育施設利用申込説明会
11月4日(金)10時30分〜
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対象者が「保育園施設の申込みをしたことのない方」とあるので、私のブログを見て保活をしている方には必要ない基礎中の基礎知識だと思われます。まだ『保活』を知らないご友人に教えてあげてほしいです。

いよいよ、明後日10月3日(月)、目黒区認可保育園の利用案内の配付が始まるので、それに間に合うように張り出したのだと思いますが、正直な話し、一般質問からこんなに早く対応してもらえると思いませんでした!!

いよいよ、10月3日(月)から配付される案内の中身が今から気になってたまりません。(配付前に議員に共有されることはありません!)秋の夜長といいますが、愛読書が認可保育園の利用案内とならないよう、効率的な『保活』を支援したいと思います。


<参考:一般質問ってどんな感じなのか興味のある方に、「保活コンシェルジュの設置に関して」の全文です>
目黒区における待機児童数は、ご承知のとおり今年度4月に昨年度より5名多い299名発生しており、目黒区在住で職場復帰を考えている保護者の方は「保活」に悩む日々を送っています。 「保活」は共働き世帯が、産後休業または育児休業を終了するにあたって子どもを預けるための認可保育園の内定を得るために行う活動のことを言います。

私自身もこれまで大田区で3回、目黒区で2回、計5回ほど「保活」をしました。「保活」の具体的な内容は、保育園に関する制度の理解、募集要項の熟読、会社との職場復帰に関する折衝、保育園見学の予約と見学などです。これ以外にも日々の情報収集など、保活を真剣にやればやるほど忙しくなります。保育園に関する制度は、つぎはぎで様々な保育サービスが整備された結果、目黒区が発行している「保育施設の利用についてのご案内」で紹介されているだけでも「認可保育園(公立・私立)」「認定こども園」「小規模保育所」「家庭福祉員」「東京都認証保育所」と数多あり、さらに認可外やベビーシッターなども含めると選択肢を理解するだけでも一苦労です。

産後休業・育児休業は、お母さんが出産で痛んだ体、疲れた体を休めるため、また保護者が育児に集中するための期間です。しかし、「保活」によって忙しい日々を過ごし、また復職できるのかできないのか見込みが立たず、「保活ノイローゼ」という言葉から揶揄されるように保護者が精神的に追い込まれる由々しき事態となっています。出産を経て職場復帰するまでの間、子どもと穏やかな時間を過ごし、親子の関係を育んでもらいたいと切に願っています。

現時点で保活をなくすことはできませんが、保活にかかる時間を短縮することは可能です。保育園制度に関する理解、目黒区の保育園申請の傾向など、見学以外の知識や情報の部分について、まとめて知ることができると大幅な短縮になります。そこで「保育コンシェルジュ」という制度の導入が有効だと思っています。

「保育コンシェルジュ」は、待機児童対策で成果を出した横浜市の事例として大きく取り上げられた経緯がありますが、平成28年3月厚生労働省の「待機児童解消に向けて緊急的に対応する施策について」の中で、「待機児童が50人以上いる市区町村を中心に「保育コンシェルジュ」の設置促進を図る。」という国の施策の一つにもなりました。保育コンシェルジュの役割も明示されており、 保育園等入園希望者への4月以降も継続した丁寧な相談を行い、小規模保育、一時預り等多様なサービスにつなげるマッチングを実施する。 申請前段階からの相談支援や、夜間・休日などの時間外相談を実施するなど、利用者の視点に立った機能強化を推進する。 小規模保育園卒園時の保育園、幼稚園、認定こども園への円滑な入園のための利用調整を推進する。 とあります。

そこで伺います。目黒区に保育コンシェルジュを設置することについてのお考えを伺います。
保育コンシェルジュを導入している他区では「「知っておきたい保活への第一歩」というセミナーを開催しているところもあります。保活をする保護者にとっては保活に関する情報収集を短縮でき、また区にとっては窓口で一人一人に制度に関する説明に費やしている時間を削減できると思われます。

また、提案になりますが、保育コンシェルジュが認可保育園以外の選択肢を提示できるとより待機児童対策としては有効です。認可保育園に入りたい保護者にとって認可保育園以外を提示することは本当の解決ではありませんが、一度仕事を辞め再就職することの難しさを考えると仕事を辞めないことが重要です。そのための他の選択肢として、3歳以降であれば延長預かりを実施している幼稚園とベビーシッター利用の組合せ、0歳~2歳であれば月極めのベビーシッターなども場合によっては助言してもよいのではないでしょうか。

最後に、保育園入所申請に関して不安を抱えている方から聞いて驚いたのは「区役所に相談したら、自分の保活対策がばれてよくないのではないか。」というお声です。区役所は敵ではなく、相談相手であってほしいのですが、厳しい保活の状況下で、このような印象をもたれてしまっていることが非常に残念でなりません。保育コンシェルジュが相談相手として受け皿となることを強く望みます。